ユダヤ人の頭のなか

ユダヤ人の頭のなか     前田 大輔 著

「ユダヤ人」という言葉が使われている本も

最近、たくさん見かけるようになりましたし

自分も何冊か読みました。

しかし、この本はそういった本やユダヤ人に対する

日本人の見方に警鐘を鳴らしています。

著者はユダヤ人で日本人と結婚されて、アメリカで

暮らしているそうです。

そして、作られたユダヤ人へのイメージを払拭して

本当のユダヤ人の素晴らしさや、価値観を伝えようとして

この本を書かれたそうです。

今まで読んだ、いわゆるユダヤ本とは少し違うテイストを醸し出しています。

ユダヤ人の本というと、お金持ちとか世界を裏側で操っている

というイメージの本ばかりでした。

しかし、この本はそういった面よりも、ユダヤ人がマイノリティとして、

生き残るために実践してきた独特の脳の使い方(思考方法)に焦点を合わせています。

半分くらいは、そうした思考を訓練するための練習問題にもなっています。

とりあえず、日本人という世界のマイノリティとして

世界を相手に堂々と渡り合える脳を鍛えるために読むべき本です。

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