禅的生活

禅的生活      玄侑 宗久 著

混迷の時代と言われている現代をどう生きるべきかについて

禅語・宗教・心理学・脳科学など、あらゆる側面から

教えを書いてくれている本です。

自分を知り、人生の大きな流れを知り、そして瞬間を大切にして

感謝しながら今を生きていこうというのが趣旨です。

この本で久しぶりに「風流」という言葉を目にしました。

最近、意識していなかった言葉なので、とても興味を持ちました。

「風流」という言葉は外国語に訳せない言葉の一つで

日本人が日本人として持つ独特な感覚の一種だそうです。

しかし、「風流」と聞くと、どこか優雅な雰囲気を連想してしまいますが

「風流」とは風が流れるということで、「ゆらぎ」とも言えます。

この「ゆらぎ」を楽しむ心のことを「風流」と言うのであって

それは、日常の生活の中でも仕事の緊張の後の家庭でのリラックスや

リズムの緩急、音の強弱などあらゆる場面にあるのです。

この本を読んで「風流」を自分の中に取り入れたいなと思いました。

そういった良い言葉もたくさん載っています。

そういった禅の教えは、あらゆるところから引用されていて

とにかく、学びになるものは全て利用しようという柔軟な禅の姿勢にも学ぶものがありました。

今の自分を表すのにピッタリな言葉を見つけるために、一度読んでみてはどうでしょうか?

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