自分管理術

チャンスに勝つピンチで負けない自分管理術      長谷川 滋利 著

長谷川選手がメジャーに挑戦すると決まった当時は

日本人の中でもズバ抜けて体格が良いわけでもなく、速球があるわけでもない

(と言っても日本できちんと実績はあったが)いわゆる普通のプロ投手であった

彼がメジャーで通用するのか?という議論がされていた。

当初はメジャーでも先発投手として起用されたが、大方の予想通り通用しなかった。

しかし、先発に拘らずセットアッパーとして活躍する場を見出し

結局、今(2004年現在)もメジャーで活躍し続けている。

かたや、日本人としては体格も良く球も速かった伊良部投手はメジャーを去って

いまや阪神タイガースでもお荷物状態になってしまった。(がんばってほしい!)

そういった経緯もあって長谷川投手には興味を持っていたが

この本を読んで彼の頭の良さと精神的な強さを知ることができた。

また、精神的な強さを鍛えるセルフコントロールの方法や目標設定についても

具体的に実践できるように書かれていて興味深い。

何せ、去年は並みいるメジャーの投手を押しのけてチームではクローザーとして活躍し

オールスターにも選ばれて出場したのだが、それらすべてが彼の目標に書かれていたというのに驚いた。

彼は体が強ければ何もしなくても5年はメジャーで通用するが、精神が強ければ

体が大きくなくても5年以上は通用すると言っているし、本当に通用している。

メジャーでの経験が強力な説得力として働くので、何を書いてあっても納得してしまう。

やはり行動しての結果と言うのは強力な説得力を生むのだと実感した。これからも長谷川投手には注目していきたい。

現役のメジャーリーガーでありながらすでに4冊も著作がある。ほんまにすごい・・・・。

【メジャーリーグで覚えた僕の英語勉強法        長谷川 滋利 著】

【不可能を可能にすること―僕のメジャーリーグ日記 長谷川 滋利 著】

【適者生存―長谷川滋利メジャーリーグへの挑戦   長谷川 滋利 著】

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