齋藤孝のアイデア革命

齋藤孝のアイデア革命      齋藤 孝 著

アイデア発想について書いている本って大まかに分けると

右脳を活性化して閃きを得やすくする方法と

この本のように論理的に考えていく方法の2つのパターンがあります。

大概、この本のタイプには書いてあることが同じで、3冊も読めば充分な場合が多いと思います。

それは、出てくるキーワードが同じだからで「広げる」「縮める」「逆さにする」「なかったことにする」など……

こういったキーワードに関して、出ている具体例が違うだけに思える場合も少なくありません。

でも、この本はまず、キーワードが今までの本と違います。

また、これは好き嫌いがあるとは思いますが、著者の齊藤先生の語り口が

優しく、やる気を起こしてくれる言い方なので、スっと入ってくる感じがしました。

キーワードからの発想だけでなく、ヒットした具体例の方からパターンを作って

考えていく方向でも多くの話が展開されています。

その具体例が、日本の事例ばかりなので、感覚的に掴みやすく

自分でも読みながら、何があるだろうと楽しみながら考えて読み進める事ができます。

この具体例をそのまま会社やチームに持ち込んで、ブレインストーミングすれば

発想力を鍛えるいい機会を演出できると思います。

是非、買って読むだけでなく活用していきたい本です。

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