売上げが上がらない。さあ、どうしよう?

あなたの会社では、売上げが上がらない場合
どこから手を付けますか?

まさか、前時代的に営業スタッフを激励(叱責)するなんて会社はもうないと思います。
少なくとも今の日本にはないと信じたい…

ここで、日本の会社(特に小さな会社ほど)でマーケティングという発想が出て来ない
マーケティングという言葉すら出てこないのが不思議です。

マーケティングは、何かカッコいい世界の言葉で自社とは関係がないと考えているのか
それとも、マーケティングなんかで売上げを回復させるのは無理だと考えているのか…
「マーケティング? それどころじゃないんだよ!」なんて怒るところすらありそうですね。

売上げが上がらない状況になると
それも切羽詰まれば、詰まるほど
無理矢理に売り込むことを考える傾向が強いのではないかと思います。

エリートが集まっているはずの一流企業である東芝でも
「チャレンジ」という、よく分からない言葉で現場に無理矢理にノルマを押し付けて
(ここでは、敢えて曖昧でよく分からない言葉にしたのでしょうけど)
完全に違法である売上げの水増しが行われていました。

こんな時に考えることといえば、
「誰なら買ってるれるだろう?」
「いくら値引きすれば買ってくれるだろう?」
「何をサービスとして付ければ買ってくれるだろう?」
といったその場しのぎの発想ばかり…

こんなにも無駄で、今後自分の首を締めることになるような発想で事態が打開できるわけありません。

仮に、その時は状況を打開できても、
顧客を失うか、値引きを続けて自社のブランドを傷つけるか、余計なサービスをつけないと買ってもらえない顧客ができてしまうなど
会社にとってのマイナスを増やすだけです。

そういう行き当たりバッタリを繰り返してきて、徐々に死んでいく会社が増えたのが、
デフレのために失われた20年間ですよね。

実は、こうした時にきちんとマーケティング的な発想をすることができれば
また、スタッフでマーケティング発想のできる人の数が増えれば
まったく違った目線で打開策を打ち出すことができるのです。

あなたの会社では、売上げが下がったときに
まだ強引な手法しか考えられない状況になっていませんか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です