ティッピング・ポイント

ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか      マルコム・グラッドウェル 著

あらゆる流行やアイデアには流行する理由がきちんと存在する。

そんな流行やアイデアの発生原因と発火点について書かれた本。

流行を広めるためには、やはり人の力が重要になってくる。

流行を作るために欠かせない人の性質として、

媒介者(コネクター)、通人(メイブン)、セールスマンという3つの性質を取り上げている。

そして、いくつかの現象でこれらの性質が流行にどういう役割を果たしたかが説明されている。

また、人の性質だけじゃなく、人は環境に左右されるという面も持ち合わせているため環境が人に影響する例も紹介されている。

例えば’90年代にニューヨークで犯罪の発生率が60%以上もダウンした。

これは、地下鉄の車両にあった落書きを消し去り、無賃乗車を厳しく取り締まることで達成された。

一見すると犯罪の発生率とは関係が薄いように見えるところに手をつけ

それを徹底することで波及効果を及ぼせば、環境が変わり全体が変わったという実例だ。

実生活でも、こういったポイントがどこにあるのかを見逃さないようにしたいものだ。

ただ少し残念だったのは、これらの事象を説明しているだけで、将来につながるような話がなかったことだ。

それでも、十分に面白い本ではあったが……。

現在、この本は内容は同じだが違うタイトルで売られているようだ。

なぜあの商品は急に売れ出したのか―口コミ感染の法則

う~ん、有名コンサルタントの先生を思いっきり意識したタイトルだ……。

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