非エンジニアが生成AIの助けを借りてホームページのシステムを改修したら、どうなるのか?(4/4)

第4回:土台は1日で完成した——ここからは、LLMに読まれる設計へ

「やっとここまで辿り着いた。朝は白画面、夜にはLLMのSEOを実施する土台が完成した。」

同じ一日の中で、私は何度も同じURLを開きなおした。
午前中は“HTTP 500”や“重大なエラー”が真っ白に出迎え、昼は return の置き場所で転び、夕方はデータベースの扉に“Access denied”と叱られた。
でも夜、フロントも管理画面も静かに立ち上がった。
PHP 8.3MySQL 8.0、テーマの互換修正、ログ設定の見直し、キャッシュの整備。
全部“今日”やった。長い一日だったけれど、ここからが本題だ。

「サイトヘルスは“良好”になった。ここから本当にLLM-SEO?」
AI「うん。土台は完成。次は“AIが要約しやすい記事の作り”だね。」

これまでのハイライト

  • :PHPを8.3へ。白画面。
    → ログの出し方を覚える。テーマの古い書き方(コンストラクタ、endif; の欠落、reCAPTCHAの処理)を直す。
  • :DBを5.6→8.0へ。
    → “DB選択忘れ”や CREATE DATABASE の不要行で詰まる → 直して通す。wp-config.php を新サーバー情報へ。
  • :サイトヘルスの黄色信号(デバッグ表示・キャッシュ)。
    → 表示は切ってログだけ残す。オブジェクトキャッシュ(Docket Cache)もセット。
  • :フロントも管理画面も安定。
    → これでやっと、LLMに読まれる“記事”を作る段だ。

私とAIの「骨格設計」メモ

AI「“記事の骨格”は一度決めれば毎回使える。今日は“理由とやり方”を腹落ちするまで丁寧に書くよ。」

1. 冒頭の“要点3〜5行”は、読者とLLMの共通インデックス

  • なぜ:LLMは要約を作る。冒頭に“何が分かるか/誰向けか/結論”があると、そのまま回答の芯になる。
  • どう書く
    • 1行目:この記事の到達点(例:『PHP8.3とMySQL8.0への移行を、初学者でも安全に完了できる』)
    • 2行目:対象読者(例:WordPressで白画面になって困る人)
    • 3〜4行目:やる手順の全体像(例:バックアップ→PHP切替→テーマ修正→DB引っ越し→ログ最適化)
  • 注意:情緒的な導入はこのあと。冒頭は情報の箱を作る意識。

2. 見出し(H2/H3)は“質問→回答”の形にする

  • なぜ:LLMはQ&A構造を理解しやすい。人間も読み進めやすい。
  • どう書く
    • H2:質問(例:『WordPressで白画面が出たら、最初に何を見る?』)
    • 直下:結論の短文(例:『まずエラーログ。wp-content/debug.log を開き、ファイル名と行番号を確認する。』)
    • 続けて:理由→手順→注意点(3〜6行でコンパクトに)
  • 注意:見出しに固有名詞や具体語を入れる(“白画面”“debug.log”“functions.php”など)。抽象語だけは避ける。

3. 記事末にFAQ(3〜5問)を常設

  • なぜ:LLMは短いQAを抜き出す。FAQは拾われやすい要約素材
  • どう書く
    • Qは初心者が実際に入力しそうな文体で(例:「Parse errorって何?」)。
    • Aは一文の結論→具体例の順(例:「PHPの文法エラーです。return の位置や閉じタグの欠落など…」)。
  • 注意:FAQは本文の繰り返しでOK。重ねることで“答え”として強くなる。

4. 構造化データ(スキーマ)は素朴に正確に

  • なぜ:検索エンジンにもLLMにもメタ情報を渡せる。
  • どう書く
    • 記事:Article(headline, datePublished, author, mainEntityOfPage など)。
    • FAQ:FAQPage(各Q&Aを acceptedAnswer で)。
  • 注意盛りすぎない。埋められる項目を正確に、ダミーは書かない

5. 著者と運営の透明性

  • なぜ:LLMも“誰が書いたか”“連絡先はあるか”を参照する傾向。信頼の土台。
  • どう書く
    • フッターやサイドにAbout/Contactを固定。
    • 記事末に更新日更新理由を1行(例:「2025-10-02:PHP8.3対応手順を追記」)。
  • 注意:顔写真や過度な自己PRは不要。連絡手段と責任の所在が見えれば十分。

6. 内部リンクは“学習ルート”として設計

  • なぜ:LLMは記事同士の関係も要約する。
  • どう貼る
    • 連載なら、各回の冒頭と末尾に前後リンクを明示。
    • 本文中にも「先に読むべき1本」だけ強く指差す(リンク多すぎは逆効果)。
  • 注意:リンクテキストは具体に(「第2回:白画面の原因をログから読む」)。

7. 速度は“足さない勇気”で守る

  • なぜ:LLMは読み切るが、遅いサイトは読者が離れる
  • やること
    • 画像はWebP、幅に合わせてリサイズ(オリジナルをそのまま出さない)。
    • プラグインは増やさない。要らなくなったら無効化→削除
  • 注意:新しい“高速化プラグイン”は1つずつ試し、効果が薄ければ戻す。

初心者の自分に向けた、未来の私からのメモ

AI「“今日の私”が明日もう一度やるなら、ここを見る、という覚え書き。」

  1. 白画面=想定内。最初に見るのは“ログ”
    • 画面の謎メッセージより、wp-content/debug.log のファイル名と行番号が信頼できる。
    • 例:「functions.php on line 14」と出たら、その行の前後10行まで読む。return の位置、未閉じのカッコ、endif; の欠落が多い。
  2. ファイル修正は“戻せる体制”で
    • 修正前にリネームで退避(functions.php.bak-yyyy-mm-dd)。
    • 失敗しても、FTPかファイルマネージャで即座に差し戻せるようにしておく。
  3. DB移行は“4点チェック”で必ず終わる
    • ユーザー/パスワードが新DBに通るか
    • ②phpMyAdminで新DBを選択してからインポートしたか
    • ③ダンプの先頭にある CREATE DATABASE を消したか(共有環境では不要で失敗の元)
    • ④wp-config.php のDB名/ホスト/ユーザー/パス新情報に変えたか
    • ここまでやれば“Access denied”“#1046”は消える。
  4. ログは“表示OFF・記録ON”がちょうどいい
    • 本番でエラーを画面に出さない(セキュリティと体験のため)。
    • でもログは残す。静かに起きたエラーの痕跡が後で役立つ。
  5. “完璧主義”は後回し。致命的から順に
    • Parse error や Fatal error を最優先で潰す。
    • Deprecated はあとでまとめて。今日は前に進むことが勝ち。

今日の終わりに——ここから“見える改善”へ

「やっと、記事そのものに向き合える。LLMに要約されやすい文章を書ける。」
AI「うん。次は実際の1本を一緒に作ろう。冒頭サマリー、質問見出し、FAQ、スキーマ、内部リンクの流れで。」

ここまでで、私はホームページが壊れた理由直し方を覚えた。
そして今日、壊れない土台ができた。
ここからは読者に伝わる文章でありながらLLMに拾われるコンテンツを積み上げていく段階だ。

「初心者でもできる?」
AI「できる。戻せる工夫小さく進める癖があれば、ちゃんと進む。次は“LLMに読まれる記事”を一緒に書こう。」

ということで、ホームページの改修編は、ここで終了。

何とか無事に回収を終えて、LLMに読まれるホームページの土台が整いました。

次はいよいよLLMに最適化したホームページにするための施策を実行していきます。

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