限界を突破する「学ぶ技術」

限界を突破する「学ぶ技術」―いまの自分に満足できないあなたへ        羽根 拓也 著

この本は著者の提唱するアクティブラーニングという

学ぶ技術が企業や大学院にも取り入れられているというのを見て

ものすごく興味を持って読みました。

それまで、失礼ながら著者のお名前も知らなかったので

どうなのかな? と思って読みましたが

かなり面白い内容で、とてもお薦めできる本です。

“教える”や“話す”といった伝える側、

いわゆる教師側のスキルについてはいろいろな本が出ています。

しかし、“学ぶ”側のスキルについての本は

圧倒的に少ないように思います。

学ぶ上で今まで無意識に行っていたことを

意識下に持ってきて、一つ一つの行動を分析し

その行動を起こす感情、その感情を起こす源になる

思考レベルにまで落とし込んで

それらの力をアップさせる方法について詳しく解説しています。

思考力→感情→行動力→自分力→対人力→組織力

という順番で書かれているのですが

徐々に自分の奥底に向かっていきながら

それに連れて、他人との係わり合いが重要になっていくという

なかなか深い進行になっているように思いました。

とりあえず、読書好き、学ぶ意欲が高い方には

是非とも読んで欲しい本です。

自分が大学生の時に、この本に出会っていたら

人生が変わったかもしれないと思える本でした。

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