AnthropicのAIコーディングツール「Claude Code」のインストール方法を解説。2024年12月に公開された詳細ガイドで、料金プラン、セットアップ手順、プロジェクト初期化を説明。開発者が迅速に開発を始められる環境構築が可能に。
Claude Codeのインストールと設定方法を完全解説、開発者向けAIツールの導入手順
2024年12月13日、技術メディアZDNETがAnthropicのAIコーディングツール「Claude Code」の詳細なインストールガイドを公開しました。Claude Codeとは、開発者がコードを書く作業をAIが支援するツールのことです。このガイドでは、料金プラン、インストール手順、GitHub連携、プロジェクトの初期化まで、実際の開発に必要な全ての設定を段階的に説明しています。
記事の執筆者は、Claude Codeを使って複雑なiPhoneアプリを最初から最後まで構築した経験を持ちます。当初はAppleのXcode内でClaude Codeを使用していましたが、頻繁なクラッシュに悩まされました。しかし、ターミナルからコマンドラインで実行する方法に切り替えたところ、安定して高い生産性を実現できたといいます。この経験から、ターミナルでの設定方法が推奨されています。
Claude Codeは、開発作業を大幅に効率化できるツールとして注目を集めています。特に、AIが自律的にコードを生成・修正する「エージェント型開発」を実現できる点が特徴です。ただし、本格的な開発には有料プランが必要で、月額17ドルのProプランまたは月額100ドルからのMaxプランへの加入が求められます。この記事は、これからClaude Codeを始める開発者にとって、スムーズな導入を実現するための実践的なガイドとなっています。
Claude Codeの料金プランと選び方
Claude Codeを本格的に使うには、有料プランへの加入が必要です。無料プランでは、AIによる自律的なコーディング支援をほとんど利用できません。
提供されている有料プランは2種類あります。Proプランは月額17ドルで、まず試してみたい開発者に適しています。Maxプランは月額100ドルからで、より多くの開発作業を行う場合に必要になります。記事の執筆者は、まずProプランで約5時間使ってみて、気に入ったらMaxプランに移行することを推奨しています。
Maxプランは使用量に対して十分な余裕があるとされています。執筆者は1か月間集中的に使用しても利用制限に達しなかったと報告しています。競合のOpenAI Codexが月額200ドルからであることを考えると、Claude CodeのMaxプランは月額約100ドル安い計算になります。
GitHubアカウントの接続が必須
Claude Codeを使うには、GitHubアカウントとの連携が必須です。GitHubとは、プログラムのソースコードを保存・管理するためのオンラインサービスのことです。例えば、複数の開発者が協力してアプリを作る際に、誰がいつどの部分を変更したかを記録できます。
個人で開発していてGitHubを使う予定がない場合でも、この連携手順を避けることはできません。Claude Codeのセットアップは、GitHub接続が完了しないと次の段階に進めない仕組みになっています。幸い、GitHubアカウントの作成もリポジトリ(コードを保存する場所)の作成も無料です。
接続手順は画面の指示に従うだけで完了します。まずClaude CodeとGitHubの接続を認証し、次にClaude Code用のGitHubアプリをインストールします。ここで言う「インストール」は、実際には追跡用のファイルを追加するだけです。その後、どのGitHubアカウントとどのリポジトリを使うかを選択します。これらの手順を完了すれば、本格的なClaude Codeのインストールに進めます。
ターミナルへのClaude Codeインストール手順
Claude Codeは様々な開発環境で動作しますが、ターミナルアプリケーション内で使うのが最も安定しています。ターミナルとは、キーボードでコマンドを入力してコンピュータを操作するアプリのことです。例えば、ファイルのコピーや移動、プログラムの実行などをテキストコマンドで行えます。
インストールは次の手順で行います。まず、Claudeの設定画面を開き、波括弧のアイコンをクリックして「Install instructions here」のリンクを選びます。次に、使用しているOS(Mac、Windows、Linuxなど)を選択し、表示されたコマンドラインをコピーします。
コピーしたコマンドをターミナルに貼り付けて実行すると、インストールが始まります。インストールが完了したように見えても、多くの場合、パス設定の変更が必要です。パスとは、コンピュータがプログラムを探す場所のリストのことです。インストーラーが追加のコマンドを表示するので、それもターミナルに貼り付けて実行すれば、インストールは完全に終了します。
プロジェクトの開始方法と重要な注意点
Claude Codeを使う上で最も重要なのは、作業ディレクトリの概念を理解することです。ディレクトリとは、ファイルを整理するためのフォルダのことです。例えば、書類を整理する際に「仕事」「個人」などのフォルダに分けるのと同じです。
Claude Codeは、現在作業しているディレクトリ内のファイルだけを認識します。例えば、プロジェクト1のディレクトリでClaude Codeを起動すると、プロジェクト2のファイルは一切見えません。逆も同様です。これは、プロジェクトごとに情報を分離して管理するための仕組みです。
したがって、Claude Codeを起動する前に、必ず正しいプロジェクトのディレクトリに移動する必要があります。ターミナルで「cd」コマンドを使ってディレクトリを移動してから、Claude Codeを起動します。この原則を守れば、複数のプロジェクトを同時に管理していても混乱することはありません。
できること・できないこと
Claude Codeを使うと、AIの支援を受けながら効率的にプログラミングができます。例えば、複雑なiPhoneアプリを最初から最後まで構築することや、既存のコードの修正・改善を自動的に行うことが可能です。ターミナルから実行すれば、安定した動作環境で長時間の開発作業を継続できます。
一方で、無料プランでは本格的な開発作業はほぼできません。AIによる自律的なコード生成機能を活用するには、月額17ドル以上の有料プランが必須です。また、GitHubアカウントとの連携も避けられないため、GitHubを使いたくない開発者にとっては追加の手間となります。
さらに、プロジェクトごとにディレクトリを正しく管理する必要があります。間違ったディレクトリでClaude Codeを起動すると、必要なファイルにアクセスできず、作業が進められません。この点は、特に複数のプロジェクトを同時に扱う開発者にとって注意が必要です。
私たちへの影響
このニュースは、プログラミングを行う開発者やこれから学ぼうとする人々に大きな影響を与えます。AIコーディングツールの導入ハードルが下がり、より多くの人が高度な開発支援を受けられるようになります。
短期的には、既に開発経験のある人がClaude Codeを導入することで、作業効率が大幅に向上します。記事の執筆者のように、複雑なアプリを短期間で完成させることが現実的になります。月額100ドル程度の投資で、開発時間を大幅に短縮できるため、費用対効果は高いと言えます。
中長期的には、AIツールを使いこなせる開発者とそうでない開発者の間で、生産性の差が広がる可能性があります。また、プログラミング初心者にとっては、AIの支援を受けながら学習できる環境が整うため、学習曲線が緩やかになるでしょう。ただし、AIに頼りすぎると基礎的なプログラミングスキルが身につかないリスクもあるため、バランスの取れた活用が重要です。
