全員反対!だから売れる

全員反対!だから売れる     吉村 克己 著

NHKで放送されている「プロジェクトX」のような本です。

これまでに流通したヒット商品が実際に売り出されて

ヒットするまでの過程で、発案者がいかに苦労して

発売までこぎ着けたのかというエピソードが9つ入っています。

タイトル通り、どれもこれも始めは

全く社内で相手にされず、商品化されるなんて

誰も思っていなかったものばかりです。

もちろん、ヒットするなんてとんでもないという感じです。

しかし、アイデアを出したそれぞれのエピソードの主人公は

信念を持って、社内を説得し失敗にもめげず

開発中止命令などの苦境も乗り越え

その信念を市場に発信するべく奮闘します。

そうすると不思議とどこからか仲間ができ

問題を解決するヒントが湧きあがってくるのです。

そうして、発売されてヒットにつながる……。

もちろん始めからバカ売れ! というものばかりではありませんが

そこも、どうにかして突破していきます。

このパワーを感じるだけでも、この本を読む価値はあると思いますが

やはり、信念のパワーというのは、すごいものなのだと思わされます。

でも、どの主人公達も始めから

絶対に成功すると確信していたわけじゃないし

全ての問題を解決する情熱を持っていたわけでもありません。

問題が、情熱にエネルギーを注ぐ燃料となって、成功する確信を強めていったのです。

まず、信念を持ち、問題を解決することで信念を明確にし自信を確信に変える……。

そんなパワーをこの本からもらうことができました。

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